2月定例会で一般質問に立ちました
2026.03.19
2月定例岡山県議会において、一般質問に登壇しました。
今回の質問では、
「岡山県のこれからの稼ぐ力」と「地域の暮らしを支える基盤」について、
4つのテーマで提言と質疑を行いました。
① 県内産業の成長戦略について
人口減少や人手不足、物価高騰などにより、地域経済は大きな転換期を迎えています。
国は今、AI・半導体・造船・GXなどの分野で、
“戦略的に投資を呼び込む時代”へと舵を切っています。
その中で岡山県は、
✔ 県民所得が全国44位
✔ 企業所得も大きく減少
という厳しい状況が明らかになりました。
一方で、
水島コンビナート、造船、港湾物流、農水産業など、
岡山には全国と戦える産業基盤があります。
そこで私は、
・既存産業の高度化を県の明確な戦略として位置付けるべきではないか
・AI・デジタル化支援をどう進め、賃上げ・所得向上につなげるのか
について知事に質しました。
また国においては、「地域未来戦略」の柱として、産業クラスター形成の考え方が示されました。
都道府県を超えた広域圏ごとに国が主導する「戦略産業」、都道府県知事が主導する「地域産業」、さらに市町村単位で取り組む「地場産業」の3層構造で支援を行うものです。
特に地域産業については、知事自らが海外展開や国内シェア上位を目指せる分野を選定し、地域経済への波及効果を高める産業クラスター形成が求められています。
本県としても、GX、造船、港湾物流、フード分野などの強みがあると考えますが、その中で特に本県が核となり得る分野をどこに定め、どの分野を最優先で育成していくのか、知事の認識を改めてお伺いしました。
👉「岡山の稼ぐ力」をどう高めるか、極めて重要なテーマです。
(知事答弁)
県民所得44位については、円安や原油高などの影響もあるが構造的な課題もある。
岡山の産業の強みを強化し、国の動向も注視しながら取り組むとの答弁でした。
👉ただ、具体的な重点分野の言及がなかった点は、今後の課題と感じています。
② 豊かな海づくり(カキ大量死の背景)
カキのへい死問題については、単なる一時的な不漁ではなく、
👉「海そのものの力が弱っているのではないか」
という現場の声を踏まえ質問しました。
瀬戸内海では
・ノリの色落ち
・魚の減少
などが起きており、その背景には
👉「栄養不足=きれいすぎる海」
という問題があります。
他県では
・栄養塩管理
・海への施肥
・流域全体での対策
が進められています。
そこで、
・岡山県として同様の取組を検討しているのか
・水産だけでなく、環境・農林・土木を含めた横断政策として進める考えはあるか
を問いただしました。
👉「海を育てる政策」への転換が必要です。
(農林水産部長答弁)
海を育てる取組は既に進めており、他地域の施策も研究していく。
栄養塩管理計画についても検討していくとの答弁でした。
👉今後、研究段階から一歩踏み込み、“実行”に移せるかが重要です。
■③ 交通 × 医療・福祉・教育の連携
中山間地域や島しょ部では、
👉「移動できない=生活できない」
という状況が現実に起きています。
笠岡でも現在、
福祉車両・スクールバス・送迎などを一体化する
「共同送迎」の検討が進められています。
これは単なる交通政策ではなく、
👉医療・福祉・教育を支える“生活インフラ”そのもの
です。
そこで、
・市町村任せではなく、県が主体となるべきではないか
・広域での移動サービスをどう構築するのか
について質問しました。
👉これからの地域づくりの根幹に関わるテーマです。
■④ SNSいじめへの対応強化
いじめは今、SNSの普及により大きく変化しています。
岡山県でも
・いじめ件数は過去最多
・解消率は全国平均を下回る
という状況です。
特にSNSでは
✔ 匿名性
✔ 拡散性
✔ 長期化
により、学校だけでは対応が難しくなっています。
そこで、
・SNSいじめの実態をどう分析しているのか
・どの段階で警察と連携するのか
・弁護士・IT専門家の関与体制は
・被害児童への支援体制
・法教育の強化
について教育長等に質問しました。
👉いじめは「教育問題」から「社会問題・犯罪予防」へと変わっています。
(答弁)
警察との連携は既に行っており、今後もスクールロイヤー制度など外部専門家と連携していくとの答弁でした。
👉今回の質問は、私自身が実際に受けた相談をもとにしています。
現場のリアルな課題として、引き続き取り組んでいきます。
■最後に
今回の質問を通じて改めて感じたのは、
👉「産業」「環境」「交通」「教育」
すべてが“つながっている”ということです。
岡山の未来をつくるためには、
縦割りを超えた政策が不可欠です。
引き続き、
現場の声を大切にしながら、
県政にしっかりと届けてまいります。
